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木造と鉄骨

スタッフブログ 2018/12/11

見学会などでお客様からよくご質問を頂くので今日は木造と鉄骨の家についてお話します。

住宅には限らず、建物を建てるにあたって、構造はいくつか種類があります。

*木造
*鉄筋コンクリート
*重量鉄骨造
*軽量鉄骨造
*鉄骨鉄筋コンクリート
*コンクリート充鎮鋼管構造 etc…

いまではいろんな工法がでていてわたしたちでさえもしらないものも・・・・・・

次にパッと第一印象で鉄骨の家と木造の家をみわけるとしたら、

【鉄骨】→無機質、モダン、洋風な家
【木造】→木質感、トラディショナル、和風な家

という分類にわけられがちです。

かならずしも鉄骨だから和風ができない訳ではないですよ。

そして中身(性能等)についてですが・・・・・・


【耐久性】

まず耐震性について。
単純に強度という点では、木よりも鉄の方が硬く、簡単な実験でそれぞれに圧をかけた場合は、圧倒的に鉄が強いのが事実です。

これだけをもって、鉄骨の方が、耐震性が高いと捉える方も多いと思いますが、実際はそういうわけでもなく、例えば、震度7ほどの地震(東日本大震災)であっても、鉄も木も折れることはないといいます。

重要なのは、柱と梁の接合部がどのように接合されているかの方が重要みたいです。

大きな揺れに対して、家が崩れる場合、柱や梁が折れるのではなく、その接合部分が外れ、崩れることがほとんどだからです。
なので、これは鉄であっても木であってもその接合がしっかりしていなければ、大丈夫だそうです。
単純に地震のような横揺れに対して、どちらが強いかというと、これはなかなか難しいです。

鉄は強度は高いものの、大きな揺れに対しては、木よりも、ねじれや曲がる可能性が高いのです。
これは強度が高いが故とも言えます。

最近では鉄骨住宅ではねじれや曲げといった欠点を補うため、構造内に免震装置を入れているところも多くなっています。

それに対して木はその特徴でもある「しなる」ことによって揺れを吸収するという効果があります。
これは、箸とスプーンを同じ力で曲げた時に、ある地点ではスプーンは曲がり、箸は元に戻るが、ある地点を超えるとスプーンは曲がったままだが、箸は折れることをイメージするとわかりやすいと思います。
もちろん、柱や梁の太さを太くすればするほどその強度は高くなります。

結論をいうと、鉄も木も耐震性という点では、いずれも変わらないというのが答えになります。

上記の通り、強度だけを見れば木造より鉄骨の方が、強度は高く、その分柱や梁の本数を減らすことが可能になります。
そうすると何がいいかというと、開口が大きく取れるので、窓が大きく、家も開放的なものが可能です。

例えば、リビングだけは大きな開口をとりたいといった要望であれば、鉄骨であれば問題ないが、木造の場合は強度の点も含めて、ハウスメーカーや工務店には一度相談をされてみたほうが良いと思います。

木造でも柱、梁、壁の作り方によっては、問題なく大開口を実現できる場合もあるので、要望は要望として伝え、他で対策を取ることが重要となります。


【耐火性】

続いて、耐火性についてですが、これも耐震性と近しいことが言えます。

一般的には木は燃えやすく、鉄は燃えにくいと思われがちですが、全く逆のことも言えるのです。

木は燃えても炭になり形が残るが、鉄はある一定の温度になると変形しやすく、建物自体が崩壊しやすいと言えるのです。

なので、鉄骨住宅はこの欠点を補うために、軽量コンクリートなど耐火性の高い外壁で鉄骨を覆い隠してしまう構造にしている住宅メーカーが多いのです。余談ですが、火災は室内からの出火も多いが、隣家からの貰い火による引火も多く、その被害を最小限に抑えるには、窓から引火することが多いみたいです。鉄骨にしても木造にしても、結局のところ窓から引火するのであれば、その位置や材質にこだわった方が有益なのかもしれないです…

鉄骨であっても木造であっても、断熱材を柱や梁の間に充填したり貼り付けたりするわけで、構造には影響が出ないと考えがちですが、鉄には熱を伝えやすいという性質があります。
室外の暖気・冷気が鉄に伝わり、室内まで伝わってしまうのです。

これを熱橋(ヒートブリッジ)と言います。

特に冷気は、冷やされた鉄が室内の暖かい空気を冷やし結露となって現れます。
場合によっては、断熱材を湿らせ、断熱材がずるっと落ちてしまったり、そもそもカビの発生原因となり、壁の中で腐っているなんてことも、欠陥住宅の報道などではよく見かけますよね。これを防ぐためには、鉄を断熱材で覆う必要があり、繊維状ではなく発泡状の断熱材だったり、外張り断熱と言われる鉄を断熱材で覆う断熱方法が生まれたのです。

構造だけをもって断熱の是非を識別するのは難しいですが、鉄骨の場合、熱橋に対して、どのように解消しているかは、確認した方が良い点です。

湿気も差が出やすい項目で、ご存知の通り、木には調湿効果があり、室内の湿気を適切に調整します。これは室内だけではなく、断熱材に対しても同様のことが言えます。鉄にはこの機能はなく、やはりそれを補うため、珪藻土の壁材などを使い、木に代わって湿度を調整するようにしている住宅メーカーも多いです。

こちらも、鉄骨の場合は、どのように湿度調整をするのかを、確認した方が良いと思います。


【シロアリ対策】

続いて、シロアリ対策です。
こちらは木造の欠点であり、木造建築の場合は、どのように防蟻処理をしているのかを確認するとよいです。

10年に一度基礎に防蟻薬を散布しなければならないメーカーや、床部分の木材には防蟻シートというシロアリを寄せ付けないシート加工をしているところもあります。

鉄骨の場合、木造よりもその可能性は低いものの、床材等で木材を利用する場合には、やはりシロアリ被害の可能性がゼロではなく、鉄骨だから防蟻処理が不要と思い込まずに、こちらも確認する必要があります。

海岸近くのお住まいですと、この点を懸念しなければならないです。

鉄骨の場合は、サビにより耐久性が極端に落ちるという危惧があります。
これは木造の場合でも、例えば接合部に金属部品を使っていれば同じことが言えます。
サビない加工をしている住宅メーカーが多いと思われますが、海岸近くにお住まいの際は、この点を確認した方良いです。

 


【まとめ】

結果的に、鉄骨と木造とどっちがいいのかについてですが、冒頭述べた通り、どちらが優れているとはなかなか言い難いものです。

お互いに欠点もあり、その欠点をどのように補っているかの方が、重要な気がします。
もし欠点に対して、歯切れの悪い回答であれば、その住宅メーカーや営業は避けた方がよく、後から対策するための費用や、指摘もなく後悔する羽目に…ということもよく耳にします。

そして、結局は、

鉄骨 →無機質、モダン、洋風な家

木造 →木質感、トラディショナル、和風な家

という 判断に落ち着くのではないでしょうか。

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