ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物の安全基準を満たしている建材でも、化学物質に過敏な私の体には負担となるため、自然素材の家の見学会の新聞ちらしを見た時大変興味を持ち、さっそく見学に出掛けました。
私は空気の質が悪いと体が拒絶して深い呼吸が出来ないのですが、桧の床と珪藻土の壁と天井のお宅に入ってまず感じたのは、呼吸が楽だという事でした。
それは別棟を自然素材の家で建築する事を決めた大きな理由となりました。
入居して初めて料理をした時、料理中のお鍋から流れるはずの香りがほとんどしないのです。
それまでキッチンからの匂いでその日の献立を想像していた家族の楽しみが奪われ(笑)微妙な煮詰まり加減を匂いで感じ味を決める料理を作るのが難しい程の珪藻土の消臭力には大変驚きました。
庭のハーブをたくさん摘んで家に持ち込んだ時も香りが立ちません。
少々寂しい気もしましたが、それだけ空気中の有害な物質を吸着している証でもあるかと納得した事でした。
新しく入れた家具の匂いも一ヶ月位で消えたように思います。
四季を自然素材の家で暮らしてみて、特に冬と梅雨にそのすばらしさを感じました。
今年は暖冬ではありますが12月半ばまで日中家事をする時は半袖のトップスで十分な程、室内が暖かいのです。
桧の床にはヒンヤリした感触が無いばかりか、むしろ暖かさを感じ、足から冷えることもなくなり暖房する時間もずいぶん短くなりました。
また、ペアガラスの効果と珪藻土の湿度調整力で窓の結露からすっかり開放されました。
お鍋をしても窓ガラスが曇る事はありません。
梅雨の間、ドア一枚隔てた母屋では、フローリングにジメジメした梅雨独特の湿気がありましたが、桧の床はいつも乾燥してすべすべしておりサラッとした感触が気持ちよく快適でした。
うっかり密封し忘れたシリアルやおせんべいが全く湿気ていなかったのには驚きましたが、かといって室内が乾燥しすぎて皮膚がかさついたりする事はありませんから珪藻土によって微妙な湿度調節が知らず知らずのうちに行われているのだと感心しています。
我が家はもうすぐ11才になるカワラヒワの老鳥がいます。
昨年あたりから羽の艶が落ち、食欲も減退していたので冬を越せるかどうか心配していました。
新居に移り一ヶ月位経った頃からでしょうか、さえずる声が大きくなり食欲も増進しフットワークが軽くなり羽の艶が戻り正に復活!です。
体の小さい鳥は環境が改善された影響をいち早く受けたのかもしれません。
私はといえば無意識に深い呼吸が出来ているせいか慢性的な酸欠による頭痛が消えたようです。
有害物質が呼気に入っていると肺から直接血管に取り込まれるため経口で体内に入るより危険だということですから、住まいの空気の質は重要な問題だと思います。
珪藻土の壁と桧の床に囲まれて良い空気を吸いながら生活していけば体質も改善されるのではと期待しています。
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